11日に行われた韓国代表とセネガル代表の親善試合は2‐0でセネガルが勝利した。この一戦はいわゆるセネガルが仮想日本を考えて組んだゲームとされており、日本のサッカーファンからも注目されていた。その結果が韓国の完敗となれば、日本もやられてしまうのではと不安が大きくなったはずだ。
ただし、韓国『スポーツソウル』は0-2という結果ほど完敗ではなかったと捉えている。セネガルは後半にオウンゴール、PKで2点を奪ったが、最初のオウンゴールもセットプレイ絡み。韓国としてはセネガルに徹底的にやられたとの感覚はないようだ。韓国側もソン・フンミン、キム・シンウクの前線コンビからシュートに持ち込む場面もあったと手応えも得ており、セネガルが驚くほど強かったというわけでもない様子。
シュート数ではセネガルが8、9本だったのに対し、韓国は4本程度だったという。韓国側はセネガルの使用システムから初戦のスウェーデン代表戦をイメージしながら戦ったそうで、それなりに良い感触を得たとも伝えられている。
またこの試合ではDFイ・ヨンが額を切って負傷交代し、DFチャン・ヒョンスも打撲。韓国側はセネガルの選手がひじ打ちしていたとラフプレイに怒りを見せており、退場でもおかしくないレベルのプレイがあったようだ。前半に得点が奪えずフラストレーションを溜めていたのだとすれば、こうしたラフプレイはセネガルの欠点と言えるかもしれない。