7月に歌舞伎座にて市川海老蔵氏と共演するカウンターテナー、アンソニー・ロス・コスタンツォのデビュー・アルバムが7月に日本先行リリース決定

アンソニー・ロス・コスタンツォ

ニューヨークのメトロポリタン・オペラなどで活躍するカウンターテナー歌手、アンソニー・ロス・コスタンツォのデビュー・アルバム『オンブラ・マイ・フ~ヘンデル&グラス アリア集』の日本盤CDが海外に先駆け7月4日に大幅先行発売されることが決定した。(海外では今秋発売予定)

『オンブラ・マイ・フ~ヘンデル&グラス アリア集』は、ヘンデルとフィリップ・グラスというバロック時代と現代のオペラ・ジャンルにおける重要な作曲家の作品を収録、200年の時空を超えて出会った作曲家二人の魅惑のコントラストを楽しめる内容だ。

市川海老蔵

また7月5日から29日まで上演される七月大歌舞伎の夜の部「源氏物語」では、光源氏を演じる市川海老蔵氏と共に、コスタンツォは闇の精霊として共演することが発表された。市川海老蔵氏とコスタンツォは、2014年と2016年に京都で歌舞伎役者の「源氏物語」で共演、西洋のクラシック音楽と日本伝統の歌舞伎による異色のコラボレーションが大きな話題となり、今回で3回目の共演となる。七月大歌舞伎「源氏物語」の公演チケットは6月12日より発売される予定。

コスタンツォはカウンターテナーという独特の美声を駆使し、これまでオペラだけでなくリサイタル、映画、そしてブロードウェイにも登場し活躍の場を拡げている。

■リリース情報

アンソニー・ロス・コスタンツォ『オンブラ・マイ・フ~ヘンデル&グラス アリア集』
Anthony Roth Costanzo “ARC (Anthony Roth Costanzo)”

発売日:2018年7月4日発売
品番:UCCS-1238
価格:3,240円(税込)

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[収録曲]

1. エンカウンター(歌劇《ワンサウザンド・エアプレインズ・オン・ザ・ルーフ》より)フィリップ・グラス(b. 1937)
2. 苦悩の嵐が(歌劇《ガリアのアマディージ》より) - ジョージ・フレデリック・ヘンデル(1685-1759)
3. リキッド・デイズ(歌曲集《ソングズ・フロム・リキッド・デイズ》より)- フィリップ・グラス
4. 軛を絶ち(歌劇《ロンバルディア王フラーヴィオ》より)- ジョージ・フレデリック・ヘンデル
5. 涙の流れるままに(歌劇《リナルド》より)- ジョージ・フレデリック・ヘンデル
6. 槌を振り下ろして(歌劇《モンスターズ・オブ・グレース》より)- フィリップ・グラス
7. 生きるがよい、暴君め(歌劇《ロンバルディア王妃ロデリンダ》より)- ジョージ・フレデリック・ヘンデル
8. 冷酷な弟(歌劇《エジプト王トロメーオ》より)- ジョージ・フレデリック・ヘンデル
9. 苦渋の滴よ(歌劇《エジプト王トロメーオ》より)- ジョージ・フレデリック・ヘンデル
10. 生き物たちの息遣い(歌劇《アッシャー家の崩壊》より)- フィリップ・グラス
11. オンブラ・マイ・フ(歌劇《セルセ》より) - ジョージ・フレデリック・ヘンデル
12. アテン(太陽)讃歌(グラス:歌劇《アクナーテン》より) - フィリップ・グラス

■アンソニー・ロス・コスタンツォ(カウンターテナー):プロフィール
カウンターテナー歌手、アンソニー・ロス・コスタンツォは11歳からプロ演奏家として活動を開始。以来コスタンツォはオペラ、コンサート、リサイタル、映画、そしてブロードウェイに幅広く登場している。2012年にはプラシド・ドミンゴ国際オペラコンクール「オペラリア」で第1位を獲得。またメトロポリタン・オペラ国際オーディションの2009年グランド・ファイナル受賞、ジョージ・ロンドン賞を受賞、リチャード・タッカー財団からキャリア・グラントを受け、ヒューストン・グランド・オペラのエレノア・マカッロム大会で第1位を獲得した最初のカウンターテナー歌手となり、観客賞を受賞している。

■公演情報
歌舞伎座百三十年「七月大歌舞伎」
2018年7月5日(木)~7月29日(日)
昼の部:午前11時~
夜の部:午後4時30分~
【休演】11日(水)・17日(火)夜の部/18日(水)・19日(木)昼の部
【貸切】7日(土)昼の部 ※幕見席は営業

※6月12日(火)チケット発売予定
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/569

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