有望株・バウアーズのメジャー初アーチは貴重な逆転弾

【ブルージェイズ4-8レイズ】@トロピカーナ・フィールド

ブルージェイズとレイズによる同地区対決3連戦の初戦は、4回裏に有望株ジェイク・バウアーズの記念すべきメジャー初アーチとなる逆転2ランが飛び出したレイズが、その後7回裏にも3点を追加し、8対4で勝利を収めた。レイズはランドール・グリチックに勝ち越しタイムリーを浴びた直後の4回裏に、バウアーズが高めに浮いたシンカーを捉えて右中間への1号2ランを放ち逆転に成功。7回裏には無死満塁から相手のエラーとウィリー・アダメスの犠牲フライで3点を追加し、試合の行方を決定付けた。先発のライアン・ヤーブローは6回4失点ながら打線の援護に恵まれ5勝目をマーク。一方、ブルージェイズは先発のサム・ガビーリオが4回途中5失点と踏ん張れなかった。

チームを勝利に導く一発を放ったバウアーズは「少しバットの先だったように感じたけど、スタンドには届くだろうと思っていたよ」とメジャー初アーチのシーンを振り返った。メジャー最初の2試合はいずれも4打数ノーヒットに終わったものの、次の2試合ではいずれも二塁打を放ち、通算5試合目の出場となった今日の試合では初四球を含む2四球を選び、メジャー昇格後初めて三振はゼロ。2安打2四球で計4度も出塁して3度も生還するなど、チャンスメーカーとしてもポイントゲッターとしても機能し、チームの勝利に大きく貢献した。「若いエネルギーがチームに加わるのは楽しいね」とケビン・キャッシュ監督は有望株の活躍にニヤリ。徐々にメジャーのレベルに適応しつつあるバウアーズが今後どのような活躍を見せてくれるのか注目だ。

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