女性装で注目の東大教授が立候補。安冨歩(やすとみ あゆみ)氏の学歴・経歴・政策は?

任期満了にともなう埼玉県東松山市長選(7月1日告示、8日投開票)に、東京大学教授の安冨歩(やすとみ あゆみ)氏が立候補の意向を表明しました。安冨氏は虐待防止や市役所改革などを訴える考えを示しています。

なお東松山市長選には安冨氏のほか、現職の森田光一氏が自民・公明の推薦を受け、3選を目指して立候補する意向を表明しています。

大阪府出身。住友銀行勤務を経て、東大東洋文化研究所教授に

安冨歩氏は1963年、大阪府生まれで現在55歳です。京都大学経済学部を卒業後、1986年に住友銀行に入行しました。1988年に同行を退職し、1991年には京都大学人文科学研究所の助手となります。ロンドン大学を経て、京都大学大学院経済学研究科で博士号を取得。1997年には名古屋大学情報文化学部助教授、2000年には東京大学大学院総合文化研究科助教授、2003年には東京大学大学院情報学環助教授に就任します。2007年には東京大学東洋文化研究所准教授、2009年に東京大学東洋文化研究所教授に就任しました。

1997年には、『「満洲国」の金融』で第40回日経・経済図書文化賞を受賞しています。

なお安冨氏は、2013年頃から「自分の中の性になじむ」として、女装をして人前に出るようになりました。自身の服装に関しては、母親の期待に応えエリートとしての実績を重ねたものの、幸福感を得られなかったと感じていた中、50歳頃から「女性装」を始めたことで不安感が拭えたと述べています。また、これまでもメディアを通して男女差別の解消を訴えています。

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