グレゴリアスが今季3度目の1試合2発 ヤンキース快勝

【ナショナルズ0-3ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

ア・リーグ東部地区首位のヤンキースとナ・リーグ東部地区首位のナショナルズが激突する2連戦の初戦は、メジャー最高勝率を誇るヤンキースがディディ・グレゴリアス、CCサバシアらの活躍により完封勝利を収めた。ヤンキースは2回裏にグレゴリアスの12号ソロなどで2点を先制し、6回裏にはグレゴリアスが今季3度目の1試合2本塁打となる13号ソロ。先発したベテラン左腕・サバシアは6回途中無失点の力投を見せ、チャド・グリーン、デリン・ベタンセス、アロルディス・チャップマンの3人もほぼ完璧なピッチングで3点のリードを守り抜いた。

得意としている本拠地球場でグレゴリアスが輝きを取り戻した。4月に10本塁打を放つ活躍を見せ、自身初の月間MVPに選出されたグレゴリアスだったが、5月はわずか1本塁打に終わり、打率.151、OPS.401と大不振。1試合2本塁打は日本時間4月17日以来、およそ2ヶ月ぶりとなった。グレゴリアスが今季放った13本塁打のうち、実に11本は本拠地ヤンキー・スタジアムで放ったもの。また、シーズン3度の1試合複数本塁打はヤンキースの遊撃手としては史上初の快挙である。2年連続で20本塁打以上を放っているグレゴリアスに当たりが戻れば、メジャートップクラスの得点力を誇る強力打線は、さらに厚みを増すことになりそうだ。

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