肥後ちょんかけごま 外国人初の名人誕生

肥後ちょんかけごまを巧みに操るサリバンさん=県庁

 熊本市の無形文化財、肥後ちょんかけごまの名人として、初めて外国人が認定された。県と姉妹都市提携を結ぶ米国モンタナ州の経営コンサルタント、マイケル・サリバンさん(50)。「さらなる高みを目指し、練習を続ける」と決意を新たにしている。

 同州にあった交流施設クマモトプラザの職員だったサリバンさんは1996年、施設の所長として県から派遣されていた本多利一さん(67)に勧められ、肥後ちょんかけごま保存会(寺本康喜会長、49人)に入会。本多さんも会員だった。

 保存会が認定する名人は最高位の五段であることや、保存や普及に貢献したことが要件。サリバンさんは研さんを積んで技量を高めたほか、世界各国を回ってちょんかけごまの技を披露したことなどが評価された。

 保存会が認定する名人は現在、サリバンさんを含め11人。サリバンさんは「回していて、瞑想[めいそう]しているような気持ちになれるのがちょんかけごまの魅力」と語る。

 サリバンさんはこのほど、名人位の授与を受けるため来熊。12日は県庁を訪れ、商工観光労働部の磯田淳部長を表敬した。保存会は「サリバンさんが名人になったことがきっかけで、ちょんかけごまがもっと知られるようになればうれしい」と話している。(小山智史)

(2018年6月13日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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