エース対決はノラに軍配 キンガリーが貴重な先制3ラン

【ロッキーズ4-5フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

ジョン・グレイ(ロッキーズ)とアーロン・ノラ(フィリーズ)というエース同士の投げ合いとなった一戦は、最後までもつれたものの、ノラが7回途中10奪三振1失点と好投したフィリーズが1点差で勝利を収めた。フィリーズは初回にスコット・キンガリーの3号3ランで先制し、3回裏にはキンガリーが犠牲フライを放って1点を追加。ノラは7回表に二死一、三塁のピンチを背負ったところで降板となり、2番手のエドゥブレイ・ラモスがトム・マーフィーにタイムリーを浴びて1点を返されたが、7回途中1失点の好投で8勝目をマークした。ロッキーズは4点ビハインドの9回表に3点を返したものの、一歩及ばず。先発のグレイは6回10奪三振ながら4失点と踏ん張れず、7敗目を喫した。

ノラの好投により2連勝となったフィリーズだが、5月後半から調子を落としていたフィリーズにとって、日本時間5月14日から17日にかけての3連勝以来、およそ1ヶ月ぶりの連勝となった。「長い時間だったよ」とこの1ヶ月間を振り返ったのは8勝目をマークしたノラ。「勝利の列車に戻ってくることができたのは良いことだね」とチームの連勝を喜んだ。また、先制弾を放ったキンガリーは、日本時間4月11日以来、およそ2ヶ月ぶりの一発。直近161打席で打率.189、OPS.498という大不振に苦しんでいたが、スランプ脱出のきっかけとなりそうな一発だった。フィリーズのゲーブ・キャプラー監督は「彼のスイングは良くなってきているし、ボールの見極めも向上している」とスランプ脱出に期待を寄せた。

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