6回にアルビーズ満塁弾など一挙6得点 ブレーブス快勝

【メッツ2-8ブレーブス】@サントラスト・パーク

地区優勝の大本命と目されるナショナルズの猛追により、気の抜けない戦いが続いているブレーブス。日本時間6月13日から本拠地サントラスト・パークでのメッツ2連戦がスタートしたが、その初戦は1点ビハインドの6回裏に一挙6得点のビッグイニングを作り、8対2で快勝を収めた。5回73球無失点の快投を見せていたマイク・フォルティネビッチを故障の予防のために降板させ、6回から継投に入ったブレーブスだったが、2番手のジェシー・ビドルがジェイ・ブルースに逆転2点タイムリー二塁打を浴びてしまう。しかし、直後の6回裏、先頭打者のフレディ・フリーマンが初球を捉えてライトへの13号同点ソロを叩き込み、二死後にエンダー・インシアーテのタイムリーで勝ち越しに成功。さらに二死満塁とチャンスを広げ、オジー・アルビーズが16号グランドスラムを放って試合を決めた。メッツは5回まで1失点の好投を見せていた先発のザック・ウィーラーが6回裏に突然崩れ、打線もわずか3安打に終わった。

直近19試合で打率.181、出塁率.227と調子を急激に落としていたアルビーズの一発が、ブレーブスの勝利と地区首位キープを決定付けた。同僚のタイラー・フラワーズが「アルビーズは不調のなかでも自信を失う様子が全くない」と語ったように、積極的な打撃に大きな変化が見られないアルビーズ。本人は「打撃の状態は良くなってきている」と話していたが、その言葉通り、カウント1-1からの3球目をライトスタンドへ持って行った。今季メジャーで複数の満塁本塁打を放っているのはアルビーズを含め4人だけ。ブレーブスの選手が1シーズンに複数の満塁本塁打を放つのは2012年のブライアン・マッキャン以来であり、ブレーブスの二塁手に限ると1973年のデービー・ジョンソン以来45年ぶりの快挙である。また、21歳以下の選手が1シーズンに複数の満塁本塁打を放つのは、2000年のエイドリアン・ベルトレイ以来18年ぶりのことだった。

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