アンダーソン快投 ブリュワーズが40勝リーグ一番乗り

【カブス0-4ブリュワーズ】@ミラー・パーク

首位攻防3連戦の初戦を落とし、地区2位に転落したブリュワーズ。しかし、日本時間6月13日に行われた3連戦の第2戦では、先発のチェイス・アンダーソンが7回無失点と好投し、チームを40勝リーグ一番乗りへと導いた。アンダーソンは立ち上がりの2イニングこそ安打や四球で走者を出したものの、3回からは5イニング連続で三者凡退。2回表一死から数えると、打者17人を連続で打ち取る見事なピッチングを見せた。打線は初回にトラビス・ショウの2点タイムリー二塁打で先制し、3回裏には再びショウが2点タイムリー二塁打。4番打者が一人でチームの全得点を叩き出す活躍を見せ、ブリュワーズは対カブスの連敗を7でストップするとともに、地区首位に再浮上した。

「今季のカブスとの直接対決の成績が良くないということは知っていた」とアンダーソンは語ったが、苦手意識を全く感じさせない堂々たるピッチングでカブス打線をわずか1安打に封じ込めた。アンダーソンは「蒸し暑かったから、夏場のテキサスでプレイしているような気分だったよ」と話しつつも、「全体を通してしっかり腕を振ることができたと思う」と自画自賛のピッチング。クレイグ・カウンセル監督も「今日は速球がいつも以上に良かったね。打者がかなり苦戦していた」とアンダーソンのピッチングを称えた。また、4打点を叩き出す活躍を見せたショウは「先制点を取ることができて良かった」と自身の先制打を振り返り、「先制したあとは、アンダーソンが素晴らしいピッチングをしてくれたね。とても支配的だったよ」と指揮官同様に、アンダーソンの好投を絶賛していた。

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