13日、ワールドカップの初戦を2日後に控えるスペイン代表がフレン・ロペテギ監督を解任した。
4月に起きた日本代表ヴァイッド・ハリルホジッチ前監督の更迭騒動は世界でも驚きをもって伝えられたが、優勝候補の筆頭とも目されるチーム、それも開幕前日という時期での解任劇は、それを遥かに超えた大会史に残る衝撃というほかない。
そこで今回は、4月9日に配信した「W杯まで半年以内に監督交代した12チーム、その結果とは」を再編集しプレイバックとしてお届けしよう。
これらは1994年以降の限定だが、本大会と同じ年に指揮官を変えたチームの成績はどうだったのだろうか。
2010年ナイジェリア
サイブ・アモドゥ→ラーシュ・ラガーベック
W杯:1分け2敗、GL4位(敗退)
2010年コートジボワール
ジョージ・クアディオ→スヴェン=ゴラン・エリクソン
W杯:1勝1分け1敗、GL3位(敗退)
2006年トーゴ
スティーブン・ケシ→オットー・フィスター
W杯:3敗、GL4位(敗退)
2002年南アフリカ
トロット・モロト→ジョモ・ソノ
W杯:1勝1分け1敗、GL3位(敗退)
2002年ナイジェリア
シャイブ・アモドゥ→フェスタス・オニングビンデ
W杯:1分け2敗、GL4位(敗退)
2002年チュニジア
アンリ・ミシェル→アンマール・スアヤー
W杯:1分け2敗、GL4位(敗退)
1998年カメルーン
ジャン・マンガ・オンゲネ→クロード・ルロワ
W杯:2分け1敗、GL4位(敗退)
1998年サウジアラビア
オットー・フィスター→カルロス・アウベルト・パヘイラ
W杯:1分け2敗、GL4位(敗退、パヘイラ氏は2試合目終了後に解任)
1998年南アフリカ
ジョモ・ソノ→フィリップ・トルシエ
W杯:2分け1敗、GL3位(敗退)
1998年イラン
トミスラフ・イヴィッチ→ジャラル・タレビ
W杯:1勝2敗、GL3位(敗退)
1994年カメルーン
レオナール・ヌセケ→アンリ・ミシェル
W杯:1分け2敗、GL4位(敗退)
1994年サウジアラビア
イヴォ・ウォルトマン→ホルヘ・ソラーリ
W杯:2勝1敗、ベスト16進出
12チーム中グループステージを勝ち抜けたのは、わずか1チーム!
32チーム制となった1998年のフランス大会以降はゼロであり、なかなか厳しい結果となっている。