『Sportskeeda』は6日、「今大会が最後のワールドカップになりそうな10名のスター」という記事を掲載した。
4年毎に開催されるワールドカップ。サッカー界の動きは早く、次の大会までに大きな動きがあることもしばしばだ。
今回が最後の出場になる可能性がある10名の選手とは?
ジェイミー・ヴァーディ(イングランド)
彼のシンデレラストーリーはイングランドサッカー界の歴史上でも最高のものであろう。
フリートウッドでプレーしていたアマチュアが、わずか数年でイングランド代表としてワールドカップに臨むのだ。
クラシックなスタイルを持つ彼は31歳で世界最高の舞台へと挑む。おそらく、年齢を考えるとカタール大会で彼を見ることはできないだろう。
マリオ・ゴメス(ドイツ)
ヨアヒム・レーフ監督が選ぶドイツ代表のメンバーに、このベテランストライカーが名を連ねると思った人はあまり多くない。
ただ、ドイツ代表の歴史上でも屈指のスコアラーであり、スタメンにはならなくとも重要なゴールを決められる可能性がある。
現在32歳。おそらくキャリアで最後のワールドカップを戦うことになるはずだ。
チアゴ・シウヴァ(ブラジル)
この33歳のブラジル代表キャプテンは、おそらくロシア大会が最後のワールドカップになるはずだ。
2014年には屈辱的な敗北で大会を追いやられた彼は、ロシアでトロフィーを掲げることを夢見ている。
カタールW杯では37歳。ブラジルの選手層を考えると、そこでプレーする可能性は低い。
ティム・ケイヒル(オーストラリア)
もう38歳。今季はミルウォールでもほとんど出番がなかったが、オーストラリア代表のメンバーに選ばれた。
率直に言えばそれも驚きではない。何年もの間ケイヒルはオーストラリアのスターであったし、結果も出してきた。
ただ、ワールドカップでの成功はまだ経験していない。引退の前に、そのチャンスを逃したくないはずだ。
ジェラール・ピケ(スペイン)
スペインのファンの中には、ピケがワールドカップでプレーしないことを望む者もいる。それはカタルーニャ独立運動を支援しているためだ。
しかしピケは世界で最も優れたセンターバックであることは証明されており、31歳の彼はスタメンとして期待されるはずだ。
ただ、年齢を考えれば次の大会に出場するのは難しいだろう。今大会化、あるいは2年後のEUROで有終の美を飾りたいところだ。
ヴァンサン・コンパニ(ベルギー)
怪我さえなければ、彼はサッカー界の歴史上最高のディフェンダーとして語り継がれる存在になったはずなのだが…。
先日のポルトガル代表戦でまた痛めてしまったが、ワールドカップには帯同することが決まった。
彼のリーダーシップはもちろん出場しなくても重要なもの。現在32歳。怪我の履歴を考えれば、「黄金世代」を率いるのは最後になるだろう。
セルヒオ・ラモス(スペイン)
スペイン代表の選手をここにリストアップするのは簡単だ。ジェラール・ピケもそうだし、ダビド・シルバやイニエスタもそうなるだろう。
その中でも大きな存在と言えるのは、ピケと長年コンビを組んできたセルヒオ・ラモスである。彼が抜けるのはスペインにとって大きな打撃だ。
重要なところで戦える。重要なところで活躍する。年齢を考えれば彼も次の大会は難しいだろう。
ルイス・スアレス(ウルグアイ)
スアレスが議論の的にならないワールドカップはなかった。ウルグアイの狂気のストライカーは、もはや現代サッカーのマスコットである。
ただ、彼にとってロシア大会はワールドカップを掲げる最後のチャンスになるだろう。
まだ衰えの兆しはないが、ウルグアイが優秀な選手をどんどん生み出す国であることを考えれば、35歳になる彼が選ばれるかどうか。
クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)
33歳になったクリスティアーノ・ロナウドはまだトップレベル、世界最高の選手であり続けている。
彼自身がブーツを脱ぐ選択をしなければ、今後何年もレベルを高めていくだろう。
ただ37歳になる4年後、彼がワールドカップに出る選択をするだろうか?能力だけを考えれば、プレーするかもしれないが…。
リオネル・メッシ(アルゼンチン)
ロナウドと同じように、メッシはこの世代でもっとも成功を収めた選手である。ただ、クラブレベルの成功と反して、代表ではシルバーコレクターだ。
ペレやマラドーナと同じような伝説になるためには、世界の主要なトロフィーを手にする必要があるだろう。
現在30歳のメッシは、次の大会で34歳になる。彼は常に母国へと帰りたいという意思を隠していない。カタールで彼が見られるかどうかはわからない。