加賀禅定道を紙芝居に 金沢・長坂の水原さん

 紙芝居でふるさとの偉人の生涯や功績を伝える活動を行っている水原保さん(87)=金沢市長坂3丁目=が、白山の古道「加賀禅(ぜん)定道(じょうどう)」を題材にした紙芝居を完成させた。昨年に開山1300年を迎えた白山の、自然や水の恵みを伝えたいと思ったのがきっかけで、水原さんは「白山に登ったことのない人をはじめ多くの人に読み聞かせたい」と意気込む。

 紙芝居は12枚組で、墨とカラーペンを使い約1カ月かけて制作した。白山比咩神社を起点とする加賀禅定道の道中にある桧新宮(ひのしんぐう)の湧(ゆう)水(すい)が、曹洞宗(そうとうしゅう)大乘寺(金沢市)の井戸まで流れ出たという伝説、女人禁制の白山で美女が石にされた美女坂の伝説などを盛り込んだ。

 水原さんは旧尾口村(現白山市)出身で、幼い頃から「加賀禅定道に何十回と足を運んだ」と振り返る。大乘寺をはじめ、金沢市内の小学校や介護施設、老人会などで披露する予定だ。

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