JFEスチール、世界システム大手SAPから表彰 グループ経理システム刷新で

 世界システム大手のSAPは、2018年の「イノベーション・アワード」受賞者を発表し、JFEスチールが「リージョナル・チョイス」部門で表彰された。

 同賞は、SAPのプラットフォーム技術を活用し、ビジネス革新を起こした企業などに贈られるもので、JFEはグループ共通の経理システム「J―FACE」の刷新プロジェクトが評価された。先週、米国のオーランド(フロリダ州)で開かれたSAP年次カンファレンスでは、招待されたIT改革推進部の田村祐子主任部員が表彰された。

 J―FACEは2015年秋から刷新が検討され、JFEホールディングスとスチールでは9カ月間、グループ会社79社には11カ月間という短期間で導入が完了。経理システム全体のサーバー台数は75%減り、維持管理コスト削減にもつなげている。

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