継投戦法のレイズがサヨナラ勝利で3連戦をスイープ

【ブルージェイズ0-1xレイズ】@トロピカーナ・フィールド

レイズは日本時間6月14日のブルージェイズ戦に移籍後2度目の先発登板となるウィルマー・フォントを起用し、前日に続いて試合の最初から複数の投手を小刻みにつなぐ継投戦法を採用した。初回に28球を要し、首脳陣を心配させたフォントだったが、終わってみれば66球を投げて3回1/3を無失点に抑える力投。2番手のマット・アンドリースは3回2/3を無失点、3番手のディエゴ・カスティーヨも2イニングを無失点に抑え、3人の投手で9回までブルージェイズ打線をシャットアウトした。すると、レイズ打線は9回裏一死からマレックス・スミスが二塁打を放って出塁し、二死三塁となったあと、マット・ダフィーが三遊間を破るタイムリーを放ってサヨナラ勝利。レイズは投手陣の頑張りによりブルージェイズ3連戦をスイープした。

レイズがブルージェイズをスイープした今回の3連戦、4イニング以上を投げたレイズの投手は初戦で先発したライアン・ヤーブロー(6回4失点で勝利投手)だけだった。第2戦は6人のリリーバーでブルージェイズ打線をわずか1得点に封じ、第3戦は3人の投手による完封リレー。レイズの継投戦法が見事に機能した3連戦となった。ケビン・キャッシュ監督は「この2試合はブルペンのおかげで勝つことができた」と投手陣の頑張りを称賛。先発のフォントについては「初回は少し心配したけど、そのあとは本当に良いピッチングをしてくれた」と評価した。アンドリースは「僕たちのチームのブルペンがどんなに素晴らしいかを証明できたと思う」と誇らしげ。「いつマウンドに呼ばれても、自分の仕事をこなすだけだよ」という言葉からは、メジャーリーガーとしてのプライドが垣間見えた。

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