市民アート、感性キラリ 熊本市現代美術館で企画展始まる

絵画や立体など歴代入賞者の作品が並ぶ会場=熊本市中央区

 熊本市民美術展「熊本アートパレード」の入賞者14人の作品を集めた「アートパレード・パレード」が13日、市中央区の市現代美術館で始まった。市井の表現者の人間性がうかがえるユニークな絵画や立体、映像などが並ぶ。8月12日まで。

 市民美術展は、15歳以上の市ゆかりの人を対象にした公募美術展。市主催で1989年に始まり、市現代美術館が事業を引き継いでいる。本年度に30回目を迎えることから、館が企画展を催した。

 過去に入賞した14人が新作を含む39点を出展。それぞれのインタビューも掲示されており、作者の私生活が垣間見える。

 主婦三藤有希子さん(34)=熊本市=はアクリル画と、つぼを展示。絵は黄色が基調で、古代遺跡や装飾古墳に着想した模様がポップに描かれている。子育て中のため、子どもが昼寝した間に制作しており、「アートはなくてはならないもの。日常がより楽しくなる」と話す。

 会社員野田ちか子さん(43)=同=は、作詞作曲した歌のミュージックビデオを披露。「多くの人に自分の歌を伝えたい」と言う。

 FRP(繊維強化プラスチック)で作った会社員堀川仁彦[とよひこ]さん(45)=同=の人形も目を引く。美術館の担当者は「市民作家の作品は、その人が見えて面白い。創作が癒やしになっている人も多い」と話している。(中原功一朗)

(2018年6月14日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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