ブリュワーズが完封リレーで首位攻防3連戦に勝ち越し!

【カブス0-1ブリュワーズ】@ミラー・パーク

ナ・リーグ中部地区2位のカブスが首位・ブリュワーズに0.5ゲーム差まで詰め寄ったところでスタートした首位攻防3連戦は、ブリュワーズが2勝1敗で勝ち越した。ブリュワーズは両軍無得点で迎えた3回裏にロレンゾ・ケインの8号ソロで先制。その後、カブス投手陣から追加点を奪うことはできなかったものの、先発のヨーリス・チャシーンが6回7奪三振無失点と好投すると、ジェレミー・ジェフレス、ジョシュ・ヘイダー、コリー・クネーベルも各1イニングを無失点に抑え、虎の子の1点を守り抜いた。ブリュワーズのクレイグ・カウンセル監督は「このシリーズで何かが決まるわけではない」と状況を冷静に捉えつつも、「カブス相手に勝ち越すことができたのは大きいね」と喜びを口にした。

なお、この試合では8回裏に珍しいシーンがあった。カブスのジョー・マドン監督はこの回からリリーフ右腕のスティーブ・シーシェックを投入。シーシェックがオーランド・アルシアに内野安打を許すと、代打で登場した左打者のエリック・テームズに対してリリーフ左腕のブライアン・ダンシングを起用し、シーシェックをレフトへ回した。さらに、ダンシングがテームズを空振り三振に抑えると、ダンシングとシーシェックのポジションを入れ替え。シーシェックは続くロレンゾ・ケインを二塁ゴロに抑え、ウィルソン・コントレラスとの交代でベンチへ退いた。最後はダンシングがクリスチャン・イェリッチをレフトフライに打ち取り、この回のカブスは無失点。このレフトフライを捕球したのは正捕手ながらレフトの守備に就いていたコントレラスだった。

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