パイレーツがグレインキーを攻略して被スイープ回避

【パイレーツ5-4ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

ダイヤモンドバックス3連戦の初戦と第2戦に連敗し、8カード連続の負け越しが決定しているパイレーツ。日本時間6月14日に行われた3連戦の最終戦ではダイヤモンドバックスのエース、ザック・グレインキーと対戦することになったものの、制球が不安定なグレインキーを打線が見事に攻略し、5対4で勝利を収めて被スイープを回避した。

パイレーツは先発のジェイムソン・タイオンが初回にデービッド・ペラルタに12号2ランを浴びて2点を先制されたものの、直後の2回表にコリン・モランのヒットとフランシスコ・セルベリの四球で無死一、二塁のチャンスを作り、ジョシュ・ベルのタイムリー二塁打で1点差。さらにグレゴリー・ポランコが四球を選んで無死満塁とチャンスを広げ、ジョーディ・マーサーの2点タイムリー二塁打で勝ち越しに成功した。なおも無死二、三塁とチャンスは続き、タイオンが投手ゴロに倒れたあと、ジョシュ・ハリソンの三塁ゴロの間に4点目。4回表には二死走者なしからマーサーが4号ソロを放ち、リードを3点に広げた。

初回に先制2ランを浴びたタイオンはその後立ち直り、7回6安打2失点の好投。8回はエドガー・サンタナがダイヤモンドバックス打線の中軸を三者凡退に抑え、9回はクローザーのフェリペ・バスケスが二死満塁からジョン・ジェイに2点タイムリーを浴びて1点差とされたものの、ポール・ゴールドシュミットを敬遠したあと、ジェイク・ラムを空振り三振に仕留めてなんとかリードを守り抜いた。

逆転タイムリーと4号ソロで3打点の活躍を見せたマーサーは「僕たちはボール球を追いかけなかった。それがグレインキーにプレッシャーを与え、攻略につながったんじゃないかな」と自軍の攻撃を分析。タイオンは「ザック・グレインキーに投げ勝つことができたのは嬉しいよ」と素直な気持ちを口にしていた。

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