ロッキーズが4回に一挙5得点 好投アンダーソン4勝目

【ロッキーズ7-2フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

通算221本塁打を誇るスラッガーのバントヒットをきっかけにロッキーズ打線がつながり、1点リードの4回表に一挙5得点のビッグイニングを作った。ロッキーズはフィリーズ先発のニック・ピベッタからノーラン・アレナードが四球を選んで出塁し、カルロス・ゴンザレスがシフトの逆を突くセーフティバントを決めて無死一、二塁。ここでトレバー・ストーリーのタイムリー二塁打、ヘラルド・パーラの2点タイムリー、イアン・デズモンドの12号2ランが飛び出し、あっという間に5得点のビッグイニングが完成した。先発のタイラー・アンダーソンは7回104球を投げてフィリーズ打線をホルヘ・アルファーロの5号ソロによる1点のみに抑える好投。投打が噛み合ったロッキーズは7対2で快勝を収め、アンダーソンは今季4勝目をマークした。

ロッキーズは今季最長の5連敗を喫し、直近11試合で2勝9敗という状況で今日の試合を迎えたが、チームの不振を感じさせないような見事な攻撃でフィリーズ先発のピベッタを攻略した。ビッグイニングとなった4回表は、アレナードが四球を選んだあと、ゴンザレスからトム・マーフィーまで怒涛の5連打。5点目を奪ったあとの一死二塁のチャンスは生かせなかったものの、アレナードからの打者5人で5点を奪う、極めて効率的な猛攻だった。アンダーソンは前回登板(7回2失点)に続く好投で、一時は5点台まで悪化した防御率が4点台前半(4.48)に回復。28歳の先発左腕はメジャー1年目(2016年)に19先発で防御率3.54をマークしたときの安定感を取り戻しつつあるようだ。

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