トレインビュー神社

鎌倉市の御霊神社の御朱印帳(左)と神社の前を走る江ノ電

 休日は東京近郊の寺社を巡ることが多い。土地の歴史に触れたり、御朱印を集めたり。乗り鉄のほかに、場所によっては境内から電車を眺める「トレインビュー」も楽しい。

 古都鎌倉から湘南の海沿いを走り藤沢に至る神奈川県の「江ノ電(江ノ島電鉄)」。長谷―極楽寺間にある御霊(ごりょう)神社は、鳥居のすぐ前を電車が走ることで有名。梅雨時はアジサイと電車を絡めて撮影できるポイントとしても知られる。

 この神社特製の御朱印帳のデザインは江ノ電の電車。御朱印ブームで全国の寺社にカラフルな御朱印帳が増えたが、電車がメインなのはここだけではないか。踏切の手前に描かれている白黒ぶち模様のネコには、私は運良く社務所で対面できた。

 東京都北区のJR赤羽駅から徒歩10分ほどの高台にある赤羽八幡神社は、新幹線のトンネルの上に境内が広がる。社務所の裏手の坂に建つ鳥居越しに、新幹線が走ってくるのが見える。

 神社のホームページによると、東北・上越新幹線のルートとして話が持ち上がった当初は反対したが、最終的には受け入れたという。境内からは、新幹線のほか赤羽駅を発着する京浜東北線や高崎線、東北線、埼京線などの電車もよく見える。訪問した時には、ベビーカーの親子連れがのんびり電車を眺めていた。

赤羽八幡神社の鳥居(上)と多摩川浅間神社の展望台

 東京都大田区の東急東横線多摩川駅から徒歩5分ほどの多摩川浅間神社は、社務所の屋上が多摩川に面した展望台。多摩川駅を出た電車は神社の脇を抜けて鉄橋に進んで行く。東京メトロ副都心線や南北線と相互乗り入れしており、東京メトロや西武、東武などの車両も走る。

 晴れた日にははるかに富士山も。実は映画「シン・ゴジラ」にも登場した。多摩川を防衛ラインとしてゴジラの東京入りを阻止しようとする自衛隊の「タバ作戦」の戦闘指揮所が、この神社に置かれた。左手にはゴジラが進んできた武蔵小杉地区のビル群がよく見え、ゴジラが破壊した丸子橋も目の前。そういう“聖地巡礼”も楽しみだ。

 ☆美浦克教 共同通信社編集局企画委員

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