19歳の有望株・ソトが2本塁打の活躍でヤンキース撃破

【ナショナルズ5-4ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

ナショナルズとヤンキースによる2連戦の第2戦は、ナショナルズが誇る19歳の有望株フアン・ソトが歴史的な活躍でチームを勝利に導いた。「7番・レフト」で先発出場したソトは2点ビハインドの4回表二死一、三塁の場面でソニー・グレイの速球を捉え、天高く舞い上がる4号逆転3ランをレフトスタンドへ叩き込んだ。さらに、4対4の同点で迎えた7回表には左腕チェイセン・シュリーブの速球を完璧に捉え、右中間スタンドへ飛び込む5号勝ち越しソロ。ナショナルズは先発のエリック・フェッディが5回4失点で降板したものの、ジャスティン・ミラーからショーン・ドゥーリトルまで4人のリリーバーが計4イニングを無失点に抑えてこのリードを守り抜き、ヤンキースとの2連戦を1勝1敗で終えた。

ソトは19歳231日で自身初の1試合2本塁打を記録したが、これは1996年8月22日(現地時間)に当時ブレーブスのアンドリュー・ジョーンズが2本塁打を放って以来の年少記録。また、ヤンキー・スタジアムで本塁打を放ったのは1989年5月30日(現地時間)に当時マリナーズのケン・グリフィーJr.が放って以来の年少記録となった(グリフィーもこの試合で2本塁打を放っている)。また、1試合2本塁打という記録だけを見ても、ジョーンズやグリフィーJr.に次いで歴代5番目の若さであり、歴史的な快挙であることは間違いない。さらに、この試合ではヤンキースの有望株グレイバー・トーレスも本塁打を放っているが、二人の合計年齢は41歳48日。対戦した2チームでそれぞれ本塁打を放った選手の合計年齢としては、1887年以来、実に131年ぶりの年少記録となった。

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