タイガースが逆転勝利 8回裏の集中打で一挙4得点

【ツインズ2-5タイガース】@コメリカ・パーク

ツインズとタイガースによる同地区対決3連戦の第2戦は、8回裏にツインズのセットアッパー、アディソン・リードを攻略して4点を奪ったタイガースが5対2で逆転勝利を収めた。8回裏のタイガースは一死からの3連打で2対2の同点に追い付き、二死後にビクトル・レイエスとレオニス・マーティンの連続タイムリーで勝ち越しに成功。9回表はクローザーのシェーン・グリーンがツインズの攻撃を三者凡退に抑え、見事な逆転勝利を締めくくった。なお、この勝利によりタイガースのロン・ガーデンハイアー監督は通算1100勝に到達。ツインズは先発のホゼ・ベリオスが6回1失点と好投したものの、打線が2回以降沈黙し、援護できなかった。

試合後、ガーデンハイアーは「記録のことは知らなかったよ。(インディアンス監督の)テリー・フランコーナが言っていたように、この記録は私が年を取って、長期にわたって監督をやっているということを意味するだけだからね」と語ったが、選手からの祝福には嬉しそうな表情を見せた。試合については「ミギー(=ミゲル・カブレラ)が離脱し、我々は大きな戦力を失った。でも選手たちがしっかり戦ってくれたね」とコメント。主砲不在のなかで逆転勝利を収めた選手たちの頑張りを称えた。また、正捕手のジェームス・マッキャンは指揮官の通算1100勝到達について次のように語っている。「偶然で監督通算1100勝なんてできないよ。選手の信頼を得たからこそ1100試合も勝つことができたんだ。一夜で成し遂げられることじゃない。選手の信頼を勝ち取った結果の素晴らしい記録だよ」。正捕手の言葉からは指揮官への厚い信頼が感じられた。

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