3度追い付いたマーリンズ アンダーソンがサヨナラ犠飛

【ジャイアンツ4-5xマーリンズ】@マーリンズ・パーク

日本時間6月14日に行われたジャイアンツ対マーリンズの一戦は、初回にアンドリュー・マカッチェンの7号2ランで先制したジャイアンツが3度にわたってリードを奪う展開となったものの、そのたびにマーリンズが同点に追い付き、1対1の同点で9回裏のマーリンズの攻撃を迎えた。マーリンズはジャイアンツ6番手のレイエス・モロンタからヒットと四球で無死一、二塁のチャンスを作り、急遽登板した7番手のハンター・ストリックランドの前にデレク・ディートリックは空振り三振に倒れたものの、J.B.シャックが一塁強襲の内野安打を放って一死満塁。ここでブライアン・アンダーソンがセンターへのフライを打ち上げ、これが犠牲フライとなってマーリンズがサヨナラ勝利を収めた。勝ったマーリンズは3連勝でジャイアンツ4連戦の勝ち越しが決定。一方、敗れたジャイアンツは投手陣がことごとくリードを守れなかった。

「相手が点を取れば、僕たちも点を取る。そんな試合だったね」とアンダーソンは自身のサヨナラ犠飛で決着した試合を振り返った。打率.308、4本塁打、33打点、OPS.827と期待以上の活躍を見せる新人アンダーソンについて、ドン・マティングリー監督は「彼は成長を続けている。今日のサヨナラ打は彼のまだ短いキャリアにおいて素晴らしい瞬間となっただろう。同じような状況はマイナーでも経験してきたかもしれないけど、メジャーで経験するのとは大違いだからね」と述べ、順調な成長ぶりに満足げ。3度にわたってリードを奪われながらも最後まで諦めずに戦った選手たちの姿勢も指揮官を喜ばせたに違いない。先発して7回途中3失点と力投したケイレブ・スミスが「チームで勝ち取った素晴らしい勝利だよ」と語ったように、チーム一丸となってもぎ取った見事なサヨナラ勝利だった。

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