「知っておけば“サッカー通”になれる5選手、ロシア対サウジアラビア編」

さぁ、いよいよ、ワールドカップが開幕する。

これまであまりサッカーを見る機会が少なかった者たちが試合を目にする機会も確実に増えるだろう。

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しかし、その一方で耳にするのが「どの選手に注目したらいいかわからない…」、「有名選手はわかるけど、他の選手を全然知らない…」という声だ。

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そこで、ここでは各試合ごとに焦点を当て、あまり取り上げられることはないものの「名前を知っておいて損はない」注目のワールドカップ選士たちを紹介したいと思う。

これさえ読めば、今日からあなたは周囲から一目置かれる、“サッカー通”だ。

筆者が今回取り上げるのはロシア対サウジアラビアのカードからこの5人。

イーゴリ・アキンフェエフ

ロシア代表
CSKAモスクワ所属
GK
No.1
1986年4月8日生まれ(32歳)

10代の頃からロシア代表の守護神として活躍し、2004年にA代表デビューを飾り、今やキャップ数は既に「100オーバー」。今大会はホスト国としてワールドカップに参加するロシアであるが、彼のスーパーセーブなくしてその飛躍はないだろう。

プレースタイルは決して派手ではないが、常に冷静沈着でクロスボールやDFラインに放り込まれたボールに対して的確に対応。シュートストップ時には俊敏な反応を見せ、誰もが「入った」と思うような難しいシュートでもいとも簡単に防いでしまう。

なお、クラブレベルではユース時代からロシアの名門CSKAモスクワでプレーしており、2010~2013年では日本代表の本田圭佑ともチームメイトであった。

マリオ・フェルナンデス

ロシア代表
DF
No.2
1990年9月19日生まれ(27歳)

昨年ロシアに帰化すると一躍代表の主力メンバーとなり、右サイドバック兼ウィングバックの一番手として名乗りを挙げた“元ブラジル人”。

ブラジルのグレミオでプロデビューを飾った際は主戦場をセンターバックとしていたが、その後、ポジションを右サイドバックに移して大成。190cm近いフィジカルを活かした力強い守備に的確なパスの繋ぎ。そして、上下動を果敢に行う豊富な運動量を武器に活躍するが、ボランチでの起用にも応え得るユーティリティー性も備えている。

ちなみに、ブラジル人時代にはブラジル代表としても試合に出場しているが、そのデビュー戦は2014年10月に開催された日本戦である。

フョードル・スモロフ

ロシア代表
クラスノダル所属
FW
No.10
1990年2月9日生まれ(28歳)

私生活の面で度々問題を起こし、若い頃はその才能を無駄にしていた感があるが、ここにきてようやく真価を発揮し始めた“遅れてきた大器”。

エースとして期待されたアレクサンドル・ココリンが重傷を負ったことで「FWの迫力不足」が叫ばれるロシア代表だが、ロシア大会の「ファーストゴーラー」が彼となる可能性は十分あるだろう。

少年時代はウクライナの英雄であるアンドレイ・シェフチェンコに憧れていたようだが、そのアイドルに比べると187cm80kgとより大柄で、どちらかと言えば、ペナルティボックス内で真価を発揮するストライカーである。

余談にはなるが、2013年に結婚した相手はミス・ロシアのヴィクトリア・ロプリョヴァ(その後、2015年に離婚)。そして、そのロプリョヴァ自身も「大会アンバサダー」として今回のワールドカップに参加している。

オサマ・ハウサウィ

サウジアラビア代表
アル・ヒラル所属
DF
No.3
1984年3月31日生まれ(34歳)

今大会では守勢に回るケースが増えることが予想されるサウジアラビアにとって、キャプテンマークを巻いてDFラインに君臨する彼の奮闘は必要不可欠。セットプレーでも貴重な得点源としての重役を担う。

ワールドカップアジア予選でも日本代表の前に立ち塞がったように、その守備能力の高さはアジアでも屈指。フィジカルコンタクトを活かしたデュエルの強さと読みを利かせたクレバーさを兼備している。

ちなみに、彼が重ねた代表キャップ数は135で、今大会のサウジアラビア代表において最多。歴代でも5位となる記録で、まさに「生ける伝説」である。

ムハンマド・アル・サハラウィ

サウジアラビア代表
アル・ナスル所属
FW
No.10
1987年1月10日生まれ(31歳)

サウジアラビアの守備の要であるならば攻撃の要はこのアル・サハラフィだ。

多彩なシュートパターンを持ち、クラブでは「2試合1得点」のペースでゴールを量産。代表でも今大会のアジア2次予選で14得点をマークしたが、その後、大きく失速するなど、監督のピッツィもそのパフォーマンスに不安を抱いているとの話もあり、彼の定位置であったワントップにはサイドのファハド・アル・ムワラッドが起用される可能性もあるようだ。

とは言え、その得点能力の高さはサウジアラビア屈指であることは言うまでもない。大会中に汚名返上なるか。

お知らせ

この度、Qolyでも連載経験のあるフリースタイルフットボーラーパフォーマーのtatsuya氏と共にYouTubeチャンネルを開設しました。

「二人の個人的な主観に基づき、ホットな話題や今後のサッカー界などについて徹底討論。メディアが言えない事にも、何も恐れず突っ込みます」という気構えでやって参りますので、ワールドカップ観戦のお供にチャンネル登録して頂けると幸いです。

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