いよいよ始まるロシアワールドカップ。ブラジル代表やドイツ代表、フランス代表など優勝候補と呼ばれるチームがどんな戦いを見せてくれるのか非常に楽しみだ。しかし、強豪国と呼ばれるチームが順当に勝つばかりでは面白くない。予想外のサプライズが起こるからこそワールドカップは面白いのだ。
そこで英『METRO』は、今大会でダークホースになり得るチームを5つリストアップ。ロシアの地で波乱を起こす力を持つクセ者たちを紹介している。
1.セネガル代表
日本代表とグループステージで対戦するセネガルもダークホース候補だ。今のチームにはサディオ・マネ、カリドゥ・クリバーリを筆頭に欧州主要リーグで活躍するタレントが揃っており、2002日韓ワールドカップに続くサプライズを起こすだけの力はあると評価されている。同メディアはコロンビア代表がグループHの首位通過候補と見ており、日本代表とポーランド代表は劣るとの評価だ。
2.アイスランド代表
ワールドカップでも勝利のバイキング・クラッピングを見たいと考えているサッカーファンは多いはず。アイスランドはすでにEURO2016で格上相手にサプライズを起こす力があることを証明しており、同メディアも堅い守備を軸とした戦いはダークホースらしいと注目している。どの国にも負けない粘り強さで初戦からアルゼンチン代表撃破を狙う。
3.ペルー代表
ペルー代表といえばエースのパオロ・ゲレーロのドーピング違反のことばかりが話題となり、ゲレーロが出場できるのか、できないのかという話題が先行してきた。しかし、ゲレーロだけに注目すべきではない。ペルーは南米予選でアルゼンチン代表と2度引き分け、ウルグアイ代表には1度勝利、コロンビアにも引き分けるなど格上相手に結果を出している。南米予選から格上との戦いに慣れているのは大きなアドバンテージだ。同メディアはグループC首位候補のフランス代表相手にも問題を起こすだけの力はあると見ている。
4.モロッコ代表
ややアイスランドと似た存在かもしれない。モロッコは堅い守備を武器にアフリカ最終予選を突破しており、最終予選は無失点で切り抜けている。堅守を軸とした戦いには同じグループBのスペイン代表やポルトガル代表も手を焼くだろう。またユヴェントスDFメフディ・ベナティア、レアル・マドリードDFアクラフ・ハキミ、アヤックスMFハキム・ツィエクなど欧州主要リーグで活躍するタレントが多いのも特徴的だ。
5.セルビア代表
今大会No.1クラスの高さを誇るチームということでも注目を集めるセルビア。セットプレイの威圧感はどのチームも嫌がるだろう。加えてマンチェスター・ユナイテッドMFネマニャ・マティッチ、ポール・ポグバとも比較されるラツィオMFセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチ、サウサンプトンMFドゥサン・タディッチ、ローマやインテル、現在はトリノとセリエAで経験を積んできたMFアデム・リャイッチなどタレントも揃う。コスタリカ、ブラジル、スイスと同組だが、ブラジルに次ぐ2位を狙うことは十分に可能だ。
同メディアが選んだのはこの5チームだ。モロッコ、アイスランドはそれぞれ厄介なグループに入っているが、グループEのセルビア、グループCのペルー、グループHのセネガルはそれほどハードというわけではない。ここを突破できればサプライズ候補となりそうだが、今大会最も世界を驚かせるのはどのチームか。