「一万三千尺物語」に決定 あいの風鉄道の観光列車

 あいの風とやま鉄道は来春の運行開始を目指す観光列車の概要を14日、発表した。朝焼けの立山連峰と富山湾をイメージしたデザインで、名称は深海から山まで高低差4千メートルにちなみ「一万三千尺物語」。客席数50席で、県産食材を使った料理を提供する。富山駅を発着し、土日祝日や夏休み期間に1日2本、年間125日程度、運行する。

 名称は、4千メートルが1万3千尺であることに加え、「アルプス一万尺」にかけた。3両1編成で1、3号車が客室、2号車が厨房となる。内装は「ひみ里山杉」を使い、窓を大型化する。ウォシュレットタイプのトイレや無料Wi—Fiも備える。

 富山湾で取れた魚のみを使う富山湾鮨(ずし)を中心に、和風創作料理を提供。立山連峰や富山湾のガイドや県産品の展示・販売、富山にちなむ土産の配布も計画する。料金は未定。

 運行は富山—泊—富山で魚津に停車と、富山—高岡—黒部—富山で小杉に停車の二つのルートを想定する。ターゲットは中高年の夫婦はじめシニア層を中心に、20~30代の女性グループの利用を目指す。

 12月中旬までに413系車両を改造し、同月にダイヤや料理を発表する。

 概要は富山市の県民会館で開催のあいの風とやま鉄道利用促進協議会で報告された。会合では、県内の他の観光列車と組み合わせたツアーや県内外へのPRなどの提案があり、石井隆一知事が「面白い提案だ」と意欲を示した。

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