除雪業者、応援求む 白山市、機械も貸与 大雪受け「業種問わず」募集

 白山市は今冬の記録的な大雪で除雪業者が不足したことを受け、除雪を担う業者を幅広く募る取り組みを始めた。初めての試みで、従来の建設業だけでなく運送や造園など業種を問わず除雪車の運転に必要な免許を持つ作業員を集め、応援を得る。市は除雪体制を強化し、今冬フル稼働を余儀なくされ「不眠不休で働いた」(市土木課)業者の負担を軽減し、大規模な降雪への備えを万全にする。

 市内では、123業者が市の委託を受け除雪作業に当たっている。今冬は業者の除雪車計131台と市で所有、使用する91台(リースなど38台含む)を合わせた222台が平野部や山間部で稼働したが、大規模な降雪が続いた日は除雪が追い付かない状況だった。

 除雪作業を行うためには大型特殊免許と機械の種類に応じた作業免許を取得する必要がある。市は建設業だけでなく、設備関係や造園などの業務に従事する人が持つケースもあるため、幅広い業種の作業員に協力を求めることにした。自前で除雪車を持たない業者には市が機械を貸与する考えだ。

 募集は7月末までの予定で、これまでに市内の運送業者1社が応じ、市管工事協同組合が協力する意向を示している。

 白山市の2017年度の除雪費は前年度の4倍近い12億1143万円に上り、除雪車の出動は383回(排雪含む)で前年度の3倍以上となった。

 市によると、今冬の大雪では、業者が一つの地域を早朝に一度除雪しても、雪が断続的に降り続くため、同じ地域を再度除雪しなければならない日があった。ピークの降雪期、作業員は休む時間もなく働いていたという。土木課の担当者は「いつ大雪に見舞われるか分からない。万一に備え、除雪できる人材を幅広く集め、余裕のある除雪体制をつくりたい」と話した。

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