<全日本大学野球>東北福祉大4強 東日本国際大は敗退

東北福祉大―白鴎大 タイブレークの延長10回にサヨナラの中犠飛を放つ東北福祉大・吉田
5回途中6失点で降板した東日本国際大の船迫

 全日本大学野球選手権第4日は14日、神宮球場で準々決勝があり、東北福祉大(仙台六大学)が延長十回タイブレークの末、白鴎大(関甲新)に2-1でサヨナラ勝ちしベスト4入りした。東日本国際大(南東北)は慶大(東京六大学)に2-10とコールドゲームで敗れた。国際武道大(千葉)と九産大(福岡六大学)も勝って4強入り。

 15日は休養日で、16日の準決勝は東北福祉大-慶大、国際武道大-九産大の顔合わせで行われる。

◎延長サヨナラ勝ち

 ▽準々決勝 白 鴎 大(関甲新)  0000000010 =1 東北福祉大(仙台六大学)1000000001x=2

(延長十回、十回からタイブレーク) (勝)津森 (敗)大関 (本)吉田(山田啓)

 【評】東北福祉大がサヨナラ勝ち。延長十回無死満塁、吉田の中犠飛で決勝点を挙げた。打線は一回、先頭の吉田が左越えソロ本塁打を放ち先制した。先発津森は3安打1失点で完投。1-0の九回、2死一、二塁から自らのけん制悪送球で追い付かれた。白鴎大は一回の先制機と九回の勝ち越し機を逸したのが響いた。

<吉田の犠飛、試合決める>

 東北福祉大は「1番・中堅」の吉田が攻守で存在感を発揮した。十回にサヨナラ犠飛で試合を決めたヒーローは「気持ちで食らい付いた」と興奮気味に振り返った。

 一回2死二塁の守備は好返球で見せ場をつくった。「神宮(の人工芝)は球が走るので低く投げよう」と大下の中前打を捕球後、ワンバウンドで本塁へストライク返球。二走の龍を刺し、先制点を与えなかった。

 直後の打席では「初球から振っていこう」と甘く入った直球を豪快に左翼席に運び、先制の先頭打者本塁打。フルスイングが身上のリードオフマンがチームに勢いを与え、14年ぶりの準決勝進出に導いた。

◎コールド負け喫す

 ▽準々決勝 慶    大(東京六大学)30003004=10 東日本国際大(南東北)  00000101=2 (八回コールドゲーム) (勝)菊地 (敗)船迫 (本)嶋田(船迫)

 【評】東日本国際大がコールド負けした。先発船迫は一回に3点を先取されると、五回には嶋田に3点本塁打を許して降板。3番手高木も八回に4安打を浴びるなどして4点を失った。打線は六回に能代、八回に磯辺の適時打で2点を返すのみだった。慶大は13安打と打線がつながった。

<船迫6失点、巧打に屈す>

 五回途中6失点(自責点4)で降板した東日本国際大の先発船迫は「納得いかない投球だった。悔しいです」と肩を落とした。

 「決めに行った球で簡単に打ち取れなかった」と慶大の巧打に屈した。一回1死一、二塁、4番郡司に低めのスライダーを拾われて先制を許したのを皮切りに、五回まで毎回安打を浴びた。野手の間をうまく抜かれる打球が多く、精神的にこたえたという。

 1年から公式戦で経験を積み、今大会は主戦として神宮のマウンドに立った。「自分の出来で(試合が)決まる。チームを背負う重みを感じた。秋に向け、決め球を磨きたい」と巻き返しを誓った。

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