手話困難者支援を 富山中途失聴者・難聴者友の会 16日にNPO設立大会

 手話が使えない難聴者や中途失聴者の声を社会、行政に届けようと、NPO法人「富山中途失聴者・難聴者友の会」が16日発足する。筆談による会話のサポートなどを通し、支援の輪の拡大を目指す。設立世話人代表の西田勤さん(64)=富山市池多=は「より多くの参加者を募り、活動を県全体に広めていきたい」と話す。

 聴覚障害者は手話をコミュニケーションの手段にしているが、難聴者や中途失聴者にとって手話は難しく、筆談や口語を使う人は多い。今年4月に県手話言語条例が施行されたため手話への理解が進む一方、手話ができない人を筆記でサポートする要約筆記通訳者の養成は進んでいない。自身が聴覚障害のある西田さんは「難聴者や中途失聴者が集まる場は少なく、どこへ相談すれば良いか分からず悩んでいる人は多い」と訴える。

 こうした現状を受け、西田さんは自助グループの仲間と共に昨年10月から友の会の設立説明会を3度開催し、発足にこぎ着けた。メンバーは難聴者や中途失聴者と支援者の計12人。初年度は、聴覚障害者と支援者の交流会や、介護・看護に携わる職員らを対象にした講習会などを予定している。

 16日は午前10時から、富山市蜷川の市障害者福祉プラザで設立大会を開催。会員・参加者を募集している。問い合わせは西田さん、メールアドレス(nishizoukei.art@purple.plala.or.jp)。

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