「新屋配備ありき」議員、市民不満 地上イージス、議会説明

 地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」(地上イージス)を秋田市の陸上自衛隊新屋演習場に配備するため、防衛省幹部が14日、秋田県議会と秋田市議会に候補地とした経緯などを説明した。福田達夫防衛政務官が佐竹敬久知事や穂積志秋田市長の元を訪ねてから10日余り。新たな説明はほとんどなく、議員や傍聴した市民は「新屋への配備ありきの説明だ」「納得がいかない」と不満げな表情を浮かべた。

 県議会全員協議会では、防衛省戦略企画課の五味賢至課長と東北防衛局の深澤雅貴局長が県議と向かい合う形で着席。五味課長は、佐竹知事らが説明を受けた時と同じA4判5枚つづりの資料を淡々と読み上げ、地上イージスの必要性などを強調した。

 「なぜ新屋演習場なのか」。繰り返しこう問いただす県議に対し、五味課長は「防護範囲や地形、レーダー、インフラの条件から絞った」などと述べるにとどまり、選定過程の具体的な説明は避けた。新屋が不適地となる可能性に質問が及ぶと、「現時点で配備の可能性は高い」と返し、他の候補地を選ぶ考えがないことを明らかにした。

県議会全員協議会で、地上イージスについて説明する五味課長(右)

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