ベラスケス7回2死までノーヒッター 打線も13安打でフィリーズ快勝

【ロッキーズ3-9フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

現在、ロッキーズ3連戦に臨んでいるフィリーズ対戦成績を1勝1敗のタイとしたまま勝ち越しを目指し3戦目を迎えた。今試合では先発、ビンス・ベラスケスが7回2死までノーヒッターの好投で試合をつくると打線も2桁13安打と機能し快勝した。

先発のベラスケスは日本時間5月18日のカージナルス戦を最後に勝ちに恵まれていない。6月初勝利を目指した今試合では初回、2つの奪三振を含む3者凡退に抑えた。2回には1死からヘラルド・パーラを四球で歩かせるも後続を抑えて得点を許さない。その後はフォーシームを中心に打たせてとる投球でロッキーズ打線に対し6回までノーヒットに抑えていった。

ベラスケスを援護したい打線は初回にリズ・ホスキンスの8号ソロで先制すると続く2回にニック・ウィリアムスにも一発が飛び出して序盤で2対0とリード。さらに6回に1点を追加したフィリーズはノーヒッター継続のまま7回に突入する。反撃したいロッキーズは2死からカルロス・ゴンザレスが四球で出塁すると続くトレバー・ストーリーがカウント2-2からのカーブをレフトへと運び、チームはノーヒッター阻止と同時に今試合初得点を挙げた。ベラスケスはこの直後に降板するも後続の投手がタイムリーを浴びたことでベラスケスの投球成績は7回途中2失点となった。

ロッキーズは8回にライアン・マクマーンに一発が飛び出して3点目をとるもその裏にフィリーズがJ.P.クロフォードのスリーベースなどで6点差をつけて最終回を迎え、最後は4番手のアダム・モーガンが締めて試合終了。先発のベラスケスは今季5勝目、敗れたロッキーズは先発のヘルマン・マルケスが6失点と安定さを欠き、打線もわずか3安打に抑えられるなど元気がなかった。

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