日新製鋼周南製鋼所、60周年迎え記念事業続々

講演会、工場見学会も計画

 日新製鋼周南製鋼所(早川淳也所長)は今月7日、操業開始から60周年を迎えた。これを祝い、「温故知新ReBorn」をコンセプトに、各種記念事業を実施中だ。

 同所の歴史は大正7年の大阪鐵板製造徳山分工場建設、亜鉛鉄板の生産開始に始まる。ステンレス一貫生産計画のもと、1958年6月に日本鐵板南陽工場として産声を上げた。需要が伸びつつあったステンレスを、量産化へと道を開いた画期的な技術は現在に受け継がれ、世界屈指の品質・規模の工場として歩んできた。現在はステンレス製鋼・鋼板製造拠点として、オーステナイト系、フェライト系など幅広い品種を汎用からハイエンドまで、顧客ニーズにきめ細かく対応して作り込む。近年では、2015年11月から稼働を開始した第2連続鋳造設備(2CC)が最大効果を発揮しつつある。17年の日新製鋼の新日鐵住金グループ入り後は、NSSC光製造所と並び、グループのステンレス事業の中核存在として機能している。

 今月7日には構内事務所棟前に記念碑の時計台を設置した。「60」をデザインし、時計以外は全てSUS304製。全長2・8メートル。製鋼原料販売、ステンレス加工販売の徳山興産(管田英男社長)が製作した。除幕式には早川所長以下約200人が参加した。

 今春には徳山市内の栗南公園にある戦没者慰霊塔にステンレス製扉を寄贈し、50周年時に始まった地域清掃活動も実施した。60年史と記念DVDを作成し、駐車場や駐輪場、縁石などを所員が日新ブルーに塗装。体育館外装も塗り直した。JR徳山駅の新幹線待合コーナーの製品展示ブースは60周年仕様に変更。事務所エントランスにОB手作りによる同所ジオラマが飾られている。

 今月27日には、同所の厚生会館で元全日本空輸客室乗務員の吉永由紀子氏による講演会を行う。8月末の夏祭りは例年より規模を拡大、10月には近隣住民やОBらを招いての家族工場見学会なども企画している。

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