<震災遺構>旧中浜小保存、教訓後世へ 山元町議会が条例可決

震災遺構として保存される旧中浜小校舎

 山元町議会6月定例会は最終日の14日、東日本大震災の大津波で被災した旧中浜小校舎の内部公開に向け、町が提案した東日本大震災遺構保存条例を原案通り可決した。

 条例は旧中浜小を震災遺構と位置付け「震災遺構を保存し、震災の記憶と教訓を後世に継承する」などと制定の目的を定めた。その上で「現状を変更し、保存に影響を及ぼす行為をしてはならない」とし、保存活用計画の作成を規定した。

 町によると、遺構に建築基準法を適用すると全面的な改修が必要になる。校舎内部を被災時に近い状態で保存するために、遺構が同法の適用除外となるよう条例で現状変更の規制を定める必要があった。

 町は今後、県建築審査会で適用除外の手続きを進める。2019年度の改修工事の着手、20年度の施設公開を予定する。

 旧中浜小は鉄筋2階、延べ床面積約2310平方メートル。計画では1、2階と、大津波襲来時に児童ら90人が避難して助かった倉庫がある屋上の計約760平方メートルを公開する。

 定例会は他に11議案を原案通り可決し閉会した。

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河北新報

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