土に触れ多世代交流 

子どもダッシュ村10年目 サツマイモ苗植えに100人

 子どもたちが土に触れる機会をつくろうと始まった大町町の「子どもダッシュ村」が10年目を迎えた。当初は子ども中心の会だったが、今はお年寄りも加わる多世代交流の場に。今年も約100人が参加してサツマイモの苗を植えた。

 まちおこしグループ「杵島炭鉱変電所跡活用推進委員会」(大西奈々美代表)が2009年、子どもの野菜づくりを通じて家族と地域も交流を深めようと企画。泉町の町有地を借り、約200平方メートルの畑をつくって“開村”した。

 サツマイモの苗を植える開村式で始まり、月1回の活動日などで自分の区画の草むしりなど手入れを重ねる。秋の収穫祭では、育てたイモをまんじゅうや豚汁などにして味わう。今は子どもだけでなく、町民は誰でも参加できる会になっている。

 今年は10日に開村式があった。幼児から80歳代のお年寄りまでが集まり、「苗は伸びる方を東に向けて」などと教えてもらいながら、苗を植えて水をかけた。自分の区画があり、自作のプレートを土に差し込んで「育つのが楽しみ」と笑顔の子もいた。

 5年前には近くにハスの池ができ、水生生物の観察会も開けるように。大西代表は「ビオトープのような場所になり、虫が苦手だった子が『触れるようになった』と喜ぶ姿もあった。雨でも集まって作業を楽しみ、自然の中で世代を超えて交流しています」と振り返った。

ダッシュ村の開村式でサツマイモの苗を植える子どもたち

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