ハム清宮が明かす本塁打量産の秘訣 「ファウルになるスイングをしない」

自身3度目となるマルチ本塁打を放った日本ハム・清宮幸太郎【写真:高橋昌江】

自身3度目のマルチ本塁打を放った清宮

 日本ハムの清宮幸太郎内野手が14日、イースタン・リーグの楽天戦(森林どり泉)に「3番・左翼」でスタメン出場し、今季3度目の2本塁打を放った。試合は3-1で日本ハムが勝利した。

 1本目は4回の第2打席。1死無走者で、楽天の先発・石橋が投じた1ボールからの2球目の直球にバットを振り抜いた。

「打った後に『風に乗れ』って思っていました」

 バットの芯では捉えられず、根っこだったが、逆方向のレフトへ放り込んだ。12号ソロは“風頼み”だったが、「最近は詰まりながらでもいい感じで打球も飛んでいたりするので、それは成長というか、いい感じかなと思います」とうなずいた。

 初回の第1打席は空振り三振に倒れていたため、「ちょっとタイミングが合っていなかったですし、打ちにいけていなかった。自分の中で中途半端だなという感じがあったので、しっかり自分の形で打ちにいこうと思っていました」と反省を生かした打席だった。

打球速度175キロの一発に「ちょっと嬉しいです」

 2本目は8回。楽天は先発・石橋が降板し、2番手・寺岡がマウンドへ。「まっすぐとカーブがいいなというイメージがあった」と清宮。フルカウントからの7球目の直球にフルスイングすると、打球は一瞬でライト後方のネットに突き刺さった。リーグ単独トップに立つ13号ソロ。「気持ちよかったです」と声を弾ませた一発の打球速度が175キロだったと伝え聞くと、「え! すごいですね。自分ではあまり速くないと思っていたけど、今日のは本当、会心だった。それ(打球測度175キロ)が出たのはちょっと嬉しいです」と笑顔がこぼれた。

 これで自身3度目のマルチ本塁打とし、5月28日にファーム降格後、11試合で9本塁打。金属バットだった高校時代もホームランを量産してきたが、「金属バットと同じような対応の仕方では打てないなと割り切れるようになった」と木製バットへ対応できるようになってきたことも要因だ。

 1軍での経験から「どの球が来てもファウルになるスイングはしないように」と、「しっかり打ちにいく」ことも意識。詰まりながらも逆方向へのアーチとなった、この日の1本目のホームランはその成果だったと分析した。

 当たりそのものもさることながら、打った状況にも納得の表情を見せた。1本目は先制、2本目は2-1から点差を広げる本塁打となり、「展開的にもいいところで打てたかなと思います」と清宮。1打席、1打席の経験を糧に確かな成長の跡を残している。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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