波打ち際、命つなぐ水しぶき クサフグ産卵 神戸

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産卵のために波打ち際に押し寄せたクサフグ=14日夜、神戸市垂水区海岸通

 海開きのシーズンが近づく神戸市垂水区のアジュール舞子で、クサフグの産卵が最盛期を迎えている。14日は午後7時ごろから波打ち際に群れが押し寄せ、体を激しくくねらせて水しぶきを上げる産卵行動が見られた。

 クサフグは体長10~20センチ程度。初夏の大潮の日に群れで砂浜に姿を見せ、産卵することが多い。浜に打ち上げられそうになりながら懸命に命をつなぐ姿を見ようと、毎年観察に訪れる人もいる。

 この日は10人ほどが産卵を見守り、クサフグに向かって「頑張れ」などと声をかける人もいた。同市立須磨海浜水族園によると、産卵は6月いっぱい続く見込み。卵は10日前後でふ化するという。(斎藤雅志)