「ラピュタの道」麓側復旧へ 砂防工事、年度内にも完成

県の砂防工事現場(左奥)下側の長寿ケ丘公園脇を通る阿蘇市道狩尾幹線。右下側の麓側からの約2キロ区間が本年度内に開通する見込み=阿蘇市(同市提供)

 阿蘇市は14日、「ラピュタの道」などと呼ばれ、熊本地震による大規模被害で全線通行止めが続く市道狩尾幹線(延長5・8キロ)の一部区間約2キロを本年度内に開通させる考えを明らかにした。

 同市道は北外輪山麓の狩尾地区と県道北外輪山大津線(通称・ミルクロード)を結び、山側は阿蘇五岳を望む人気の景勝地だった。

 復旧費の補助率が高い国の激甚災害の適用を受けても市負担が多額なため、市は激甚災害の申請を見送り、全線復旧のめどは立っていない。ただ、麓から約2キロの「長寿ケ丘公園」付近で県の砂防工事が年度内に完成予定で、市は並行して麓-公園間の復旧を進め年度内終了を目指す。

 市議会一般質問で市は「全線復旧には道路法による工法基準を満たす必要があり、国の直轄砂防工事の実施状況を踏まえて検討したい」と答えた。(岡本幸浩)

(2018年6月15日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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