“明治の水色”よみがえる 旧鶴岡警察署庁舎の修復工事が完了

 老朽化に伴う保存修理が進められてきた鶴岡市の国指定重要文化財「旧鶴岡警察署庁舎」の工事が完了し14日、現地で竣工(しゅんこう)記念式典が行われた。創建当初の鮮やかな水色がよみがえった。

 工事は2013年秋に始まり、設計監理を文化財建造物保存技術協会(東京都)が担当した。庁舎は木造2階建てで、延べ床面積は約381平方メートル。1階に署長室や取り調べ室など7部屋、2階に事務室と会議室の2部屋がある。修復作業の中で、柱の痕跡などから創建当時の間取りが判明し、再現した。総事業費は5億495万円。

 式典には関係者約110人が出席。テープカットを行った後、内部を見学した。庁舎を所有する致道博物館の酒井忠久館長は「完成まで力を尽くしてくれた皆さんに感謝する。鶴岡のランドマークとして大事に活用していきたい」と話していた。

 庁舎は1884(明治17)年、初代県令三島通庸が明治新政府の権威を示すため、馬場町に建築した。木造2階建てで棟高19メートル。1957(昭和32)年に現在の致道博物館内に移築され、2009年12月、国の重要文化財に指定された。

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