パッカーズGM、「コーチの雇用、解雇の権限がないことに仰天した」

グリーンベイ・パッカーズ【AP Photo/Mike Roemer】

広範囲にわたる調査の後、今年1月上旬にグリーンベイ・パッカーズはブライアン・ギュートカンストを新ジェネラルマネジャー(GM)に任命した。長きにわたって自身のメンターだったテッド・トンプソンに代わってGMに就任したギューカンストは、スーパースターのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースがいる成功歴を持つチームを引き継ぐこととなった。

しかしながら、ギュートカンストは前GMトンプソンが持っていたすべての権限を引き継いだわけではない。

GM交代を公表した後、球団社長のマーク・マーフィは当初、トンプソンの後継者である人物がヘッドコーチ(HC)の雇用と解任をすることが可能だと伝えていた。しかし、ある時点でマーフィ社長は自分自身にその権限を残すよう方針を改めていたのだ。これはGM本人を含み、多くの関係者にとっても驚きの内容だった。

ギュートカンストGMは『PackersNews.com(パッカーズ・ニュースcom)』からのインタビュー中、次のように胸中を明かした。

「これまでグリーンベイで見てきたものとは違った。事態を飲み込むのに時間が必要だった。これはこれでOKだと思えたのは、このチームの人たちのおかげだ。マーク(マーフィ)やマイク・マッカーシー(HC)、ラス・ボール(総務部/経理部の副社長)とは良い関係性を築いてきた。それがあったから問題はないと思ったんだ。それでも、フットボールキャリアを通じて今までにこのようなことを目にしたことはなく、自身が経験したことがないのも確かだった」

ギュートカンストGMはパッカーズ組織の中でキャリアを形成してきた人物だ。1998年にスカウトとしてパッカーズに籍を置き、20年間を経て着実に昇進を重ねている。パッカーズがロジャースを指名し、ヘッドコーチ(HC)マッカーシーを雇用した際、ギュートカンストGMはトンプソン元GM、そして、他の人事部門役員と共に将来的な殿堂入りを果たすだろうエースQBブレット・ファーブからの脱却について重ねた極めて重要な議論にも加わっていた。結果的に、チームはそのロジャースと共に第45回スーパーボウル制覇を成し遂げている。少しばかりグレードの下がったGM職を受け入れた理由はギュートカンストによるチーム愛によって説明可能ではないだろうか。

マーフィ社長の決断を受け入れるのには時間を要したと明かしたものの、ギュートカンストはパッカーズのGMとして自分のメンターであったトンプソンの役目を引き継ぐこと自体をポジティブにとらえているようだ。

ギュートカンストGMは最後に、「あまり予想はしていなかったことだが、今、私がいるこの場所に関しては非常にうれしく思っている」と話している。

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©NFLJapan.com

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