秋田県のボランティア団体、尾去沢鉱山跡地の緑化活動 環境省から環境美化功労賞

 秋田県鹿角市のボランティア団体「尾去沢里山自然の会」が13日、環境省から地域環境美化功労賞を受賞した。旧尾去沢鉱山を管理する三菱マテリアルと共同で10年以上にわたり、尾去沢鉱山跡地周辺での植樹・植栽による緑化活動に取り組んできたことが評価されたもの。

 「尾去沢里山自然の会」は、三菱マテリアルと関係会社5社で組織する「鹿角菱交会」と協力し、尾去沢鉱山跡地周辺の植樹・植栽に取り組んでいる。昨年10月に共同で開催した植樹祭には秋田県、鹿角市、ロータリークラブの関係者や地元の幼稚園児を含む約70人が参加し、478本の植樹・植栽をした。2006年からこれまでに植樹・植栽した木々はしだれ桜、八重桜、あじさい、なら、かえでなどで合計6909本に及ぶ。同団体は昨年10月に秋田県から環境大賞も受賞している。

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