トーレス逆転3ラン ヘルマンが念願のメジャー初勝利

【レイズ3-4ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

メジャー最高勝率を誇るヤンキースは、今日から本拠地ヤンキー・スタジアムでレイズとの同地区対決4連戦。その初戦に昨年のメジャーデビュー以来5連敗中のドミンゴ・ヘルマンが先発した。ヘルマンは1回表の初球をマット・ダフィーにレフトスタンドへ叩き込まれて先制を許し、3回表にはウィルソン・ラモスにタイムリーを浴びて2失点目。しかし、ヤンキース打線は5回裏にアーロン・ヒックスの7号ソロで1点差に迫り、さらに二死一、二塁とチャンスを広げてグレイバー・トーレスがレフトスタンドへ13号逆転3ランを叩き込んだ。ヘルマンは6回表にジョーイ・ウェンドルにタイムリーを浴びて1点差とされたものの、なんとか6イニングを投げ切り、10奪三振の力投。7回以降は強力リリーフ陣が1点のリードを守り抜き、ヘルマンには通算19登板目にして嬉しい初勝利が記録された。

メジャー7度目の先発登板となったヘルマンは6回91球を投げて被安打5、奪三振10、与四球2、失点3の力投を披露。レイズ打線から26度の空振りを奪ったが、これは今季の球団最多記録となった。ヘルマンにメジャー初勝利をプレゼントすべく、7回はチャド・グリーン、8回はデリン・ベタンセス、9回はアロルディス・チャップマンが登場して各1イニングを無失点。強力リリーフ陣がレイズ打線に反撃を許さなかった。一方、レイズ先発のブレイク・スネルは今季ここまで8勝3敗、防御率2.30と素晴らしいパフォーマンスを続けていたが、この試合ではヒックスとトーレスの一発の前に撃沈。メジャーデビュー以降、ヤンキー・スタジアムでは白星なしの状況が続いている。

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