グランプリのうわさ話:ホンダかルノーか、決断を下さないレッドブルに対しルノーが圧力

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 ルノーはパワーユニットの契約を2020年までさらに2年間延長するよう、レッドブルに可能な限りのプレッシャーをかけている。

 レッドブル側はオーストリアGPまではルノー、ホンダのいずれとも契約を結ばないと明言しているが、ルノーのマネージングディレクターであるシリル・アビテブールは、数日中に決断が下されない場合は手を引くと警告している。

「6月の終わりまで待つことはできない。来シーズンも3チームに供給することになるとしたら、すでに話し合いは遅れを取っている。ゆえに、彼らが決定を下さないのであれば我々は手を引くことになるかもしれない。彼らは判断するためのデータはすべて持っているので、これ以上待つ必要はない」とアビテブールは話す。

 しかしながらレッドブルF1代表のクリスチャン・ホーナーは、ルノーとホンダのPUのパフォーマンスと信頼性を評価するため、決定はオーストリアGPまで待つと主張している。またチームのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコも、アビテブールの発言に対して「彼は数日中に答えを欲しているらしいが、そうはならない!」と明言した。

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