プライス好投のRソックス接戦制す マリナーズ2位転落

【レッドソックス2-1マリナーズ】@セーフコ・フィールド

レッドソックスとマリナーズの両軍がそれぞれ20以上の貯金を抱えて直接対決に臨むのは2003年以来15年ぶり。リーグ2位の勝率を誇るレッドソックスが勝率リーグ3位のマリナーズの本拠地セーフコ・フィールドに乗り込んでの4連戦が日本時間6月15日にスタートした。レッドソックスは2回表にマリナーズ先発のフェリックス・ヘルナンデスから二死二塁のチャンスを作り、ジャッキー・ブラッドリーJr.のタイムリー二塁打で1点を先制。レッドソックス先発のデービッド・プライスは5回裏にギジェルモ・ヘレディアに同点犠飛を許したものの、レッドソックスは直後の6回表にザンダー・ボガーツの10号ソロで勝ち越しに成功した。1点をリードしたレッドソックスは8回をジョー・ケリー、9回をクレイグ・キンブレルが無失点に抑えて逃げ切り。敗れたマリナーズは8連勝のアストロズに抜かれ、地区2位に転落した。

元サイ・ヤング賞投手同士の対戦を制したのはレッドソックス先発のプライスだった。「今日はスピードが出ていたし、コマンドも良かった。必要なときに必要なボールをしっかり投げることができたよ」と自画自賛のピッチングでマリナーズ打線を7回まで5安打1得点に封じてみせた。マリナーズは1点を勝ち越された直後の6回裏に先頭のディー・ゴードンが死球で出塁したものの、次打者のジーン・セグーラが遊撃ボガーツの好守により併殺に倒れ、チャンスを広げることができず。9回裏にもキンブレルから2四球で無死一、二塁のチャンスを作ったが、カイル・シーガーが三球三振、ライオン・ヒーリーが併殺打に倒れ、同点ないし逆転サヨナラのチャンスを生かすことができなかった。レッドソックスのアレックス・コーラ監督は「変化球もチェンジアップも速球も良かったし、期待通りに7イニングを投げてくれた。素晴らしかったよ」とプライスのピッチングを手放しで称賛していた。

© MLB Advanced Media, LP.