台風6号 16日沖縄・奄美最接近 大雨や暴風に警戒を

15日午後3時の台風6号の位置と今後の進路予想図

 15日(金)朝9時、沖縄の与那国島の西海上で発生した台風6号は、16日(土)の未明に沖縄の先島諸島(宮古島・石垣島など)にかなり接近したあと、16日の昼頃には沖縄本島に直撃のおそれがある。昼過ぎには奄美に最接近する見込みで、沖縄、奄美では大雨、暴風、高波に警戒が必要となる。

 台風6号は15日午後3時には、沖縄の与那国島の南南西の海上を1時間におよそ10キロの速さで東へ進んでいる。中心気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっている。

 台風は今後、東北東に進み、15日夜にかけて先島諸島(宮古島・石垣島など)に接近し、16日の昼頃には沖縄本島に直撃のおそれがある。昼過ぎには奄美に最接近する見込み。17日(日)の午後には、種子島の南の海上で温帯低気圧となる見通しだ。

16日午前6時の雨の予想

 沖縄本島では、梅雨前線の影響で降り始め(13日正午)からの雨量が300ミリを超えていて、土砂災害の危険度が高まっている所がある。
 
 さらに、沖縄・奄美では大気の状態が非常に不安定となるため、雷を伴った非常に激しい雨に引き続き警戒が必要となる。

■16日夕方までの24時間に予想される雨量(多い所)
 沖縄 250ミリ(那覇の6月の降水量の平年値に相当)
 奄美 200ミリ

 その後も雨量が増えて17日夕方までの24時間に沖縄・奄美で50~100ミリの雨量を見込んでいる。大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に警戒が必要だ。
 また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意し、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。

強風・高波

16日午前6時の風の予想

 沖縄、奄美では、16日(土)にかけて海上を中心に強い風が吹き、海はうねりを伴い、沖縄では大しけとなるおそれがある。
 16日までに予想される最大風速(最大瞬間風速)は沖縄、奄美で20メートル(30メートル)、16日までに予想される波の高さは沖縄、奄美で6メートルの予想だ。うねりを伴った高波に警戒するとともに、強風に注意が必要となる。

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