ナイジェリアのミケルとアルゼンチンのメッシ ロシアW杯は2005年から続く2人の戦いの集大成

長く代表を支えてきた2人 photo/Getty Images

ワールドカップで3大会続けて同組になるというのも変わった運命だが、ロシアワールドカップでグループDに入っているアルゼンチン代表とナイジェリア代表は2010南アフリカ大会から3大会連続で同組だ。

中でも英『Daily Mail』が特集しているのは、近年それぞれの代表チームを引っ張ってきたナイジェリア代表MFジョン・オビ・ミケル、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの運命だ。この2人は同じ1987年生まれで、これまで何度も激突してきた。

2010年大会はミケルが離脱したため対戦は実現しなかったが、2014年大会では2人とも先発出場している。そして今回も2人はメンバーに入っており、メッシの先発はまず間違いない。ミケルも先発すれば、またこの2人はワールドカップの舞台で顔を合わせることになる。

もっと遡れば、2人は2005年に行われたワールドユースで対戦経験がある。しかも決勝で対戦しており、アルゼンチンが勝利。その大会で最多得点者となったメッシはゴールデンボール賞に輝き、惜しくも準優勝だったナイジェリアからはミケルがシルバーボール賞に選ばれている。2人の戦いは10代の時から始まっていたわけだ。

あれから13年。恐らく2022年大会でも2人が再会するのは難しいだろう。代表チームを背負って戦うのは今回が最後となるかもしれない。2人の戦いの結末がどのようなものになるのか。今大会は互いの代表にとって1つの区切りとなりそうだ。

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