台風6号 沖縄で過去に例を見ない大雨 夕方にかけて警戒

16日午前11時20分の土砂災害警戒判定メッシュ情報。

 台風6号は、きょう16日(土)夕方にかけて沖縄本島にかなり接近する見込みだ。本島北部では、過去に例を見ない大雨となっている。沖縄本島地方では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高波に厳重な警戒が必要となる。
 また、大東島では次第に大しけとなる見込みだ。

16日午前9時の台風6号の位置と進路予想。

 台風6号は、きょう午前9時には那覇市の西約60キロにあって、1時間におよそ30キロの速さで東北東へ進んでいる。今後、沖縄本島の西海上を勢力を維持しながら北東に進み、きょう夕方にかけて沖縄本島にかなり接近する見込みだ。

大雨・雷・突風

16日午前11時20分までの24時間降水量。出典=気象庁ホームページ

 沖縄本島では台風の影響で、猛烈な雨の降った所がある。伊平屋村や伊是名村、伊江村では過去に例を見ない大雨となっている。
 午前11時までの1時間の雨量は、沖縄県粟国村で103.0ミリの猛烈な雨を観測し、観測史上最も多くなったほか、伊是名村や国頭村でも80ミリ以上の猛烈な雨が降り、6月としては1位の降水量を観測した。

 沖縄本島では、きょうは多い所で1時間に80ミリの猛烈な雨が降る見込みだ。
 本島中南部や本島北部では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要となる。
 また、久米島では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意が必要だ。

▼17日正午までの24時間に予想される雨量(多い所)
 沖縄本島 200ミリ

 このほか、台風の接近に伴って、沖縄地方は強風や高波、高潮などにも警戒が必要となる。

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