いよいよ17日「バラモンキング」 韓国人選手が中学生と交流「五島は自然がきれいで人も親切」

 長崎県五島市福江島一帯で17日に開かれる五島長崎国際トライアスロン大会「バラモンキング」を前に、五島市立玉之浦中(山上福範校長)の全校生徒12人が15日、同校を訪れた韓国人選手6人に質問をしたり、一緒に体を動かすなどして交流を深めた。
 6人は大邱や済州島などから来日し、総距離226・2キロのAタイプに出場する。体育館であった交流会で、自転車に乗るなどして登場した選手を生徒たちは大きな拍手で迎えた。
 選手は日本語や韓国語で自己紹介。出場9回目のイ・ユンジェ選手(59)は「五島は自然がきれいで人も親切だから好き。走れる限り大会に出続けたい」と話した。イ・セジン選手(51)は、日ごろからトレーニングしている腕立て伏せを紹介し、生徒と実践した。
 生徒たちは、トライアスロン競技を始めたきっかけや、韓国で流行しているスポーツなどについて質問。2年の山本真聖(まさと)さん(14)は「人生を変えるために競技を始めた選手もいると聞き、自分もいろいろなことにチャレンジしたいと思った」と刺激を受けた様子だった。

韓国人選手(右)とハイタッチする生徒たち=五島市立玉之浦中

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