ヤンキースに新星出現 ロアイシガ嬉しい初先発初勝利

【レイズ0-5ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

現在のヤンキースはジョーダン・モンゴメリーがトミー・ジョン手術により今季絶望、田中将大もDL入りしており投手陣に不安が残る。そんな中でチームに新星が現れた。ニカラグア出身右腕のジョナサン・ロアイシガがレイズ戦でメジャー初登板を果たし、初勝利を挙げるという快挙を成し遂げた。

2016年2月にジャイアンツからヤンキースに移籍してきたロアイシガはルーキーリーグから経験を積み成長してきた。今季は1Aアドバンストで開幕を迎えて3勝を記録し2Aに昇格。ここでも好投が認められ飛び級で日本時間6月16日にメジャー入りし即、先発登板となった。注目の初回は先頭のマット・ダフィーを四球で歩かせるも続くジェイク・バウアーズを三振、そしてウィルソン・ラモスを併殺に抑えてメジャーでの初イニングを無失点で終えた。

ロアイシガを援護したいヤンキース打線は3回、2死からディディ・グレゴリウスがレイズ先発、ネイサン・イバルディから14号ソロを放って先制した。援護点をもらったロアイシガはフォーシームやスライダー、チェンジアップを巧みに使い、相手打線に的を絞らせず5回3安打無失点、6奪三振の好投でマウンドを降りた。その後、チームは6回に無死一・三塁からジャンカルロ・スタントンの犠牲フライで追加点を挙げ2対0とリードを広げた。

チャンスこそつくるも後続が続かず無得点に抑えられたレイズ。先発のイバルディが7回2失点と好投していたものの、8回に満塁のピンチを迎えるとゲーリー・サンチェスに走者一掃のスリーベースを浴びて8回途中5失点で降板した。後半の打線の反撃が期待されたが、ヤンキース投手陣の前に6回以降はわずか1安打しか打つことができず、そのまま試合終了となった。勝利したヤンキースはロアイシガが初登板初勝利でチームは2連勝、敗れたレイズは良いところなく痛い完封負けを喫した。

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