台風6号の影響で、沖縄本島地方では、降り始め（13日正午）からの雨量が500ミリを超え、奄美地方では400ミリを超えている所があり、土砂災害の危険度が高まっている。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高波に警戒するとともに、強風や落雷、竜巻などの激しい突風にも注意が必要だ。
台風6号は、16日午後3時には奄美大島の南南西約190キロにあって、1時間におよそ35キロの速さで東北東へ進んでいる。台風は今後北東に進み、沖縄本島地方からは遠ざかるが、17日明け方にかけて奄美地方に最も接近し、17日朝には温帯低気圧に変わる見込み。
大雨・雷・突風
台風6号や前線の影響で、沖縄本島地方や奄美地方では、大気の状態が非常に不安定となっている。沖縄本島地方や奄美地方の雨は、16日夜には峠を超えるが、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があり、少しの雨でも大雨による災害が発生するおそれがある。
■17日午後6時までの24時間予想雨量（多い所）
奄美地方 80ミリ
沖縄地方 40ミリ
強風・高波
17日にかけて、奄美地方では非常に強い風が吹き、奄美地方や沖縄地方では大しけとなる見込み。
■17日にかけて予想される最大瞬間風速
奄美地方 35メートル
沖縄地方 30メートル
■17日にかけて予想される波の高さ
沖縄地方、奄美地方 6メートル
