台風が温帯低気圧に変わった後も注意を

台風6号の影響を大きく受けた沖縄では、過去に例のないような大雨になった所があります。沖縄の伊是名村や国頭村は、この3日間で500ミリを超える量の雨が一気に降りました。

今後、台風は沖縄本島からは遠ざかりますが、沖縄本島ではまだ地盤が緩んでいるところがあるので、しばらくは危険な場所には近づかないようお願いします。17日明け方にかけては、台風は奄美に接近するため、奄美では17日の明け方まで大雨に警戒が必要です。

17日朝には台風は温帯低気圧にかわり、17日日中から19日にかけて本州の南を進んでいきそうです。ただ、台風ではなくなったとしても大雨をもたらす力はありますので、来週前半にかけては、太平洋側を中心に雨の降り方に注意が必要になります。

気象予報士・中村 美公

画像について:16日午後3時の台風6号の位置と進路予想。

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