熱戦が繰り広げられているワールドカップ。
今夜はグループDで優勝候補のアルゼンチン代表が初出場のアイスランド代表と対戦する。ここではこの試合で是非見て欲しい選手たちを紹介!
リオネル・メッシ
アルゼンチン代表
バルセロナ所属
FW
No.10
1987年6月24日(30歳)
この10年、クリスティアーノ・ロナウドとサッカー界の栄誉を二分してきたメッシ。
代表での二人は揃って結果を残せなかったが、ロナウドは2年前の欧州選手権を制し、念願だったタイトルを獲得。昨日は優勝候補スペイン相手にハットトリックを達成し、頂点への階段を上り始めた。
一方、メッシは追い込まれている。前回大会の準優勝後も2015、2016年とコパ・アメリカ決勝で敗れており、なんと世界大会3連続で準優勝中なのだ。2016年大会でチリに敗れた際、涙目で遠くを見つめる姿はあまりにも切なく、見る者の心を打った。
間もなく31歳の誕生日を迎える彼にとって、この大会は「世界一」の選手として臨める最後のワールドカップになる可能性が高い。長いサッカーの歴史上でも最高と謳われる生きた伝説の男は、キャリアで唯一欠損した称号を勝ち取ることができるだろうか。
マクシミリアーノ・メサ
アルゼンチン代表
インデペンディエンテ所属
FW
No.13
1992年1月15日(26歳)
左右両足で質の高いボールを蹴るサイドアタッカー。カットインと縦への突破を両方使い分けられ、守備面でも精力的に動き回る。
国内のインデペンディエンテで活躍する彼がアルゼンチン代表に初招集されたのは今年3月のこと。もちろん南米予選での出場はなく、大会前の時点で2試合に出場した経験しかない。
しかし“奇才”サンパオリ監督はメサを「待ち望んでいた選手」と賞賛し、大会初戦で先発に大抜擢することを明らかにした。この大胆な采配は、メッシとアルゼンチンを世界一に輝かせる英断となるだろうか。
ギルフィ・シグルズソン
アイスランド代表
エヴァートン所属
MF
No.10
1989年9月8日(28歳)
10番を背負うアイスランド代表のエース。プレミアリーグで活躍するテクニシャンは、今季60億円を超える移籍金でエヴァートンに加入した。
だが、3月に膝を負傷。全治6~8週間でシーズン絶望になるとともに、W杯出場にも暗雲が…。それでもメンバー入りを果たすと、今月に入って実戦に復帰している。
両足から繰り出すキックは非常に多彩で、また運動量も豊富。ボールキープも巧みで、チャンスメイカーとしてだけでなく自らゴールを奪うこともできる。
さらに、フリーキックとPKを得意としており、プレースキッカーとしても秀逸。ちなみに、DFにはラグナル・シグルズソン(背番号6)もいるが、兄弟ではない。
アルフレズ・フィンボガソン
アイスランド代表
アウクスブルク所属
FW
No.11
1989年2月1日(29歳)
予選でシグルズソン(4得点)に次ぐ3得点を記録したストライカー。ヘーレンフェーン時代の2013-14シーズンにエールディヴィジ得点王に輝いている。
ラインの裏へ抜けるのが抜群に上手く、またペナルティーエリア内でのゴールのバリエーションに富み、頭、足両方で得点が狙える正統派の点取り屋。ヘーレンフェーンではファン・バステン監督の下でプレーしたが、彼を彷彿とさせるものがある。
シンプルな攻撃の“仕上げ役”を担う29歳の出来は、アイスランド代表の今大会での成績を大きく左右するに違いない。